ヒューマン・アセスメントとは、「訓練された専門家が、科学的な方法によって、個人の能力の水準を判定するとともに、その背後にある個人の特性(思考・行動上の特性や職業上の適性)を診断するもの」です。

例えば、「優秀な人を採用したい」「成果が上げられそうな人を管理者に昇進させたい」「将来有望な人を幹部として起用したい」といった場合に、これまでの感覚的・恣意的な基準や経験や直感に頼った方法から脱却し、客観的かつ合理的な基準・方法によって、適性診断・能力評価を行う「サービス」であると言えます。

  1. 受講する者の「能力の水準」や「能力の特性」を定量的・定性的に診断する
  2. 受講する者の「習慣的に取っている行動/思考スタイル」を診断する。
  3. 受講する者の「個人的な特性」や「職業上の適性」を診断する
  4. ①~③を集積し、受講する者が所属する「組織の特性」「組織の課題」を指摘する

ヒューマン・アセスメントは、「個人特性」を掴むことにより、個人の将来も予測します。アセスメントでの予測を覆すための取り組みが「能力開発」「自己変容」といえます。我々アセッサーは、一人ひとりの受講者に対し、能力の特性とその背景要因、さらに成長していくには「何を」「どう」磨けばよいか、「何を」「どう」変えていけばよいのかを説明しています。

今年、私は60歳の還暦を迎えました。職業人生のゴールに向けて「新たなこと」に取り組みたいと思っています。それは、ヒューマン・アセスメントの技術を様々な分野で紹介し、ヒューマン・アセスメントの適応範囲を広げるとともに、各々の分野での新たな価値創出に役立てていただくことができないかと思っています。

ヒューマン・アセスメントは、「大学教育」「企業の採用活動」「企業間の移動」「産業間の人材移動」「M&Aの際の相手企業の人材力の診断」などに活用できるものと思っています。現状、企業と人のマッチングにおいては、「職業経験」「専門分野」「マネジメント経験」「性格特性」といった基準が活用されていると思います。ヒューマン・アセスメントの技術導入によって、「能力という概念」「個人特性という概念」を取り入れ、より精密なマッチングを実現できないかと思っております。また、業界全体、社会全体での「円滑な人材移動」に向けてのシステム作りに役立てないかと思っています。