以下のことは、私が中堅・中小企業の経営者にお会いしたときに必ず聞くことです。
「10年後、今の事業はどうなっていると思いますか?」
「もうないだろうね。もっと大きなサービスの一環に組み入れられていると思う」
「ビジネスとしては残っているかも知らないが、まったく形は変わっていると思う」
「では、誰が次なるビジネスを起こしていくのですか?」
「自分しかいないね」
「計画的な人材の育成を行っていますか?」
「必要性は感じているがやっていない。余裕がないし、方法論が見つからない」
「社員をどんな人材に育てたいですか?」
「リーダーシップを取れる人材、それと自分で課題を見つけて実行できる人材」
「現在の社員の特徴は?」
「真面目で一生懸命働く。でも主体性がない。言わないと動かない」
驚くことに、いつも判で押したように、同じ答えが返ってきます。
まさに、これが中堅・中小企業の実態ではないでしょうか。

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